エヴァから、現代の「ヱヴァ」。新章へ

細かなこと。

  • 建造物やEVAがモデリングされており、光沢、或いはディティールの見栄えが良くなった。
  • 一部設定に変更がある。
  • 葛城ミサトさんの洗濯物(下着)が「加持とセックスできそうな」モノに変わっている。
  • 実験装置、設備などが、よりナマナマしくなっている。
  • 台詞回しがより「オトナ」である。

これだけでも中々見所満載だったのですが、今回は特にシンジ君とミサトさんの心理描写、二人だけのやりとりが多く追加されていて、「内に秘めていたであろうけど明かされなかった」モヤモヤを解消するように作られている。
また、シンジ君の苦悩と成長、または彼の存在意義のようなものに補完があって、僕らがおそらく感じていたであろう「モヤモヤ感」にカタルシスを感じるように出来ている。

また、この作品のオリジナルは10年前の作品であるが、ちっとも古めかしくない。きちんと「先端」してるのである。それでいて、所謂旧作からのアニメファンをそこにとどめるだけでなく、「ヱヴァ新章」にきちんとひきこんでゆくだけの魅力がある。「昔が良かった」と言わせない作品になっている。
きちんと「リビルド」され、旧作との明確な区別がなされ、新作としての「ヱヴァ」としてふさわしい出来上がりだったと思う。

作品が終了してからのスタッフロールも良く、予告編を見る限りでは次回も楽しめそうな「作品」になっている。
これはDVDじゃなくて、きちっと劇場で観ておくべき一本として十分価値がある。

関係ないこと

エロの敵」とっくに読み終わっているのですが、感想をアップするのがおくれまくっているのでそのうちどうにかしよう。
明日は「童貞。」だ!!