僕が実家に帰省しない理由

そのいち。
こんなところで吐き出してもどうにもならないのは分かっているのだが、現状把握のために書いておくと、いい加減に家庭内別居状態の両親の対応がはっきり言ってしんどいと言うのが最たる理由である。母親に会えば父親の愚痴や悪口、父親に会えば母やその親戚の悪口や愚痴を聞くのは息子としては正直あまりに心に負担がかかる。故に不安定になり下手をすると年明けから大学に通えないおそれが出るのでこれはなんとしても避けたいのである。
この状況に対して、いい年をした大人が、自分たちの問題に対して自分たちのみでは解決できず、親戚や友人たちまで巻き込んで一つの騒動となっている。これが今のところの僕の中での忘れたいけど忘れられずに絡みついてくる問題の一つであり、離れた場所にいる現在ですら「彼ら」からの電話とメールだけで完全に精神的に不安定になる現状、更には「彼ら」の態度から察するに未だに子離れできていないと思われる以上、直接対面しないというのは「逃げ」と言うよりも寧ろ「攻め」もしくは「責め」的な意味合いであると考え、あえて帰省しない。

そのに
僕の家庭は転勤族のため、「故郷」と言う概念に対しての意識が希薄である。更には前述の理由からも分かるように「家庭」「家族」と言うものの暖かみを享受したと感じられたことが少ないこと。後者の理由だけならば、地元の友人などと遊ぶことでも一つの帰省の理由になるのであろうが、僕が育った家は既に更なる転勤のために引き払われており、実家も人に貸している以上、今僕が帰省する場所は全く知らない土地であり、そもそも全く知らない土地であり、ましてや知り合いなど一人もいない土地である。前述した前者の理由が無くとも、後者の理由がなければ「家族」の元に帰るという理由もあるが、これもない。

そのさん
インターネット環境や暇をつぶせるような娯楽、イベントがない。その場所は一応大きな都市であるのだが、家は住宅街であるから、遊ぶには多少遠くまででなければならず、しかもその場所に友人もいないため、結局一人で遊ぶことになる。一人で遊ぶなら東京や横浜で遊んだ方が楽しいし、こちらにいれば帰省しない友人と遊ぶことも出来るかもしれないし、暇なときにレポートなども出来ようが、向こうにはそれらの環境が一切無い。特に父と顔を合わせることが苦痛である(表面上は問題なく振る舞ってはいるが)以上、ゆっくりくつろぐこともままならないだろう(何せ実家の時は車で帰ってくる音やノックの音、足音にすら敏感に反応していたくらいだ)。

大きく三つの事が帰らない理由だが、唯一ダックスには会いたい。でもこれらの危険を冒して会うとなると疑問符がつくので、僕は帰らない。帰らないことが僕の一つの主張でもある。

ちなみに更新が少なかったのも学校や仕事よりも寧ろ↑の理由の方で精神的消耗が大きい、と言うのがヤレヤレなところである。