数学と理系のセンス

「勉強がわからない。」と相談される事がよくありますが,基本的には自分だって人にいきなり教えられるほどのものを修めている訳ではないので,
「俺が教えられる事は教えるけど,教科書が基本だから,ちゃんとそっちも読んできてね。」というと「持ってない。」と言われるのが大半なのです。
曰く「教科書ばかり買うお金がない,教科書ばかり買うのは嫌だ。」そこで,「読まないからわからないんじゃないか。」というと「読んでもわからない。」
というので,実際に問題を解かなきゃしょうがないという事で,物理の解説などを始める訳ですが,

というもうこれは完全に数学,という領域でのつまずきがあったりして,それはでも向こうもわかっててヤバいと思ってる訳で,
なんだかもう最近どうやって教えたら良いのかな。なんて悩んでいます。えーとほんとにどうしたら良いんでしょうか。
自分は理転するときに,すんごくいろんな教科書を読みまくってほんとに正直な話泥臭く死にものぐるいでやりました。
それを他人にも勧めるのは今日日酷な話になるんでしょうか。


話は少し変わって,自然現象って言うのは特に普段の生活で多くみられるものですから,まずは「感覚」からはいるものだと思っています。
「感覚的にわからないけど,数式ではそうなってるからそういうものとして納得する」というのは逆だと思います。
そういう意味でいわゆる「理系」と呼ばれる人の方がむしろセンシティヴであるべきだと思うのですが,
自分たちの少し上の世代からちょうど自分たちくらいまでの世代はむしろ逆の傾向が強い気がします。

サインやコサインなんて言う数学(数式)は自然現象を記述するための万国共通の言語のようなものです。
だからバックグラウンドがあってそれを明示的に示すために生まれただけのものだと思うのです。
講義で自動書記をするために学費を払っている訳では無いと思うのです。

もう自分たちも4年も理系をやっている訳だし,数式ガチガチじゃぁなくてそろそろ自分のセンスからアプローチし始めても良いのではないでしょうか。

自分はいつも最後の方になると文章がぐだぐだになってしまってだめだなぁとつくづく思いました。