僕のまわりにいる変な人 その1「梶井さん(仮名)」

梶井さんは高学歴高収入低身長容姿端麗な来年三十路突入の危機に瀕する巨乳星人である。
趣味は自称ドライブ、音楽鑑賞、読書、インターネット、飲み会であるが、周りからは暴走族煽り、テクノでトランス、怪しげな(例えば中世の性風俗)文献収集、ヤヴァイものダウンローダー、高性能アルコール分解機能付き暴走機関車として認知されている。
その年齢の割にロリな外見と、発達した授乳用器官におびき寄せられた餌を、餌自身が分泌する『社会の潤滑剤』を使いアルコールに変え、そのアルコールで餌を弱らせた後に放置するという側面も併せ持つ。
また、梶井さんの得意技として柔道と空手がある。僕もキムチの国から来た人に絡まれたときに助けてもらった。
最近でも練習は欠かさず行っているが、「でもバキは超えられない」と訳の分からない事を口走る。
また、極度のガンダム好き、また、漫画、アニメ好きのため、これらの話が出来ないとものすごい目でにらまれる事になる。
更に梶井さんを語る上でかかせないのが、「飲食店の店員にぶち切れる事」である。梶井さんは雑食性で安いものも好むが、高い店に行くととたんに評価が辛くなる。その理由は「高い値段を付ける=それなりに自信がある→ならば相応の対価がなければいけない」という尤もだがそれ故に厄介なものである。
ある寿司屋で、ネタが新鮮じゃない(というか干涸びていた)上に、常連には新鮮なネタを出していたことにぶち切れた梶井さんが、まず板長を呼びつけ、板前の不備を罵った上で、「どんな教育してるんだこのやろー!!このうすらハゲが!!(板長は全然はげていない)」といいながら寿司を板ごとカウンター越しに投げつけた事件は「梶井寿司投げ事件」として僕がよく酒の席での話の種にさせてもらっているが、たいていは作り話だと思われるか、引かれるかのどっちかである。ちなみに一昨年くらいに法曹界に行く訳でもないのに司法試験に合格したのが全くの謎である。
また、TOEICTOEFLの最高得点が満点であるのだが「あんなものは自己満足だ」と割り切って「英語も話せるくせに」わざと外国人と話す時は日本語で会話するという嫌みな性格でもある。
そんな私生活がブチ切れている梶井さんだが実は生粋のツンデレかつドMという事は一部で有名である。
ある日アホで有名な梶井さんの元カレが、梶井さんが会社で超ツンツンキャラとは知らず、
梶井さんと旅行に行った時のホームビデオを自宅飲み会で再生してしまった。その場にいた梶井さんの同僚はしばらくぽかんとした後に「双子?」と聞く等し、本人だとようやく理解した瞬間に大爆笑、梶井さん本人が見た事もないくらいの赤面すると言う赤っ恥のコキッ恥をかかせてしまい、一週間ほど全く口をきいてもらえない事態に陥った事があるほどの多重人格性だが血液型はA型なのである。
最近は三十路怖い病にかかっており、どこかおとなしめと思いきや、梶井さんを三十路と勘違いした後輩を強制連行し彼の金でハシゴをしたらしい。
そんな梶井さんの最近の主な悩みは『まわりの加齢臭に慣れてきた事』と『日々浴びせられる親父ギャグとセクハラ』である。