感想(基本的にある程度のネタバレを含む)

109シネマのレイトショー(\1200)。相変わらずキャラメルのかおりがする。
新ストーリーというわけでもなくある程度アニメ版を踏まえた上でパラレルって感じかな?
使い回しはあまりなしでよかったです。
肝心のストーリーは戦闘パートの出来がよすぎる(かなり気合いが入っている)せいで中だるみした感があります。
ちなみにこの中だるみの間にポロリもあるよ。火サスかよ!冒頭で「ゴースト」なんて当たり前に使っちゃってるけど(マクロスFでも最終兵器的なノリで出てきてはいたけど)イサムのゴーストX-9との戦いはなんだったのさ!的なゴーストの扱いにショック(ゲーム版でちょい出せるくらいのタブーなシステムだったはずなのにホイホイ使ってる)!!
女性キャラクターで言えばシェリル・ランカファンの人はいい感じ(主役だから当たり前だけど)。どっちかって言うと露出度と出番で言えば今回は完全にシェリルが絵的な見せ場面も出番も多いのでシェリルの方が超出てます。終盤に「オベリスク」→「ライオン」のコンボ。(ニコニコのオベリスク動画(著作権違反はもうこの際突っ込まないことにします。でも違法なことはやめよう。)にネトゲFantasy Earth Zero関係のコメントは本当にやめよう!同じゲームやってる人間として恥ずかしいから!確かに一番重要な建築だけどさ!!)滅多にしないはずのサービスしまくりです。でも陰に隠れつつもアルトの心をわしづかみにしたのは多分ランカちゃん。大和撫子的ないじらしさも売りのランカちゃん的にはいい感じなんじゃないでしょうか。グレイスファンは乳首出ますし出番も露出度も上がってますよ〜。クランファンの人はがっかりで、ナナセさんに至っては出ません。アニメの方で終盤、意識不明の重体になりめっきり出番が減ったのは「からみづれーから劇場版ではナナセさんは休止ね!!」って言うことへの伏線だったのでしょうか。まぁでも相方のルカも劇場版では比較的空気です(後述)。キャシーはそれなりにでます。マクロスクォーターのブリッジに平然とたっているのはきっと大人の事情。マクロスクルーの三人娘はあまり出ません。声優関係はあまり詳しくないんですけどランカちゃんの中の人の演技がかなりうまくなっててそれはそれでよろしいんだけど初々しい感じがあったアニメ版の方がよかったな!ってちょっと思っちゃったかな。でもうまくなった感じで「愛・おぼえていますか」を超歌ってほしいので次回作にはスゲー期待しちゃう。

男性キャラクターで言えばアルトが超人化(VF-25をいきなり動かしてます。アムロかおまえは。)している上に、舞台役者であったことを前面に押し出した展開がやけに多く、マクロスシリーズの男性キャラクターの中ではかなりよい待遇じゃないでしょうか。ミシェルも今回結構出番あります。原作で泣いた人はいろんな意味で大丈夫な映画になってますので安心してご覧ください(アニメではクソ泣いたので一人で行こうかどうかガチで悩んだくらいです)。ブレラは天然キャラ&エージェント&さわやかアニキという要素を盛り込みすぎて人格が一定していません。アンタレス1としてスカル4と共闘したあとのさわやか笑顔はある意味ファンサービスのつもりなのでしょうが、キャラを一貫させるためにはいらなかったんじゃないかなとおもいます。オズマはやっぱいキーマンなのでそれなりに出ますがキャシーとのエピソードが削られたり主役三人が目立ちすぎなこともあってストーリーパートでは比較的空気ですが戦闘シーンでは活躍してくれます。ルカはナナセさんが出ないことも相まってごっそり出番を削られている感じです。今回技術関連のお話はほとんどないのでそのせいでしょうかね。逆にギリアム(と言うか第1話で死ぬ人の方が通りがよいでしょうか)はほぼノーカットで出演しています。原作では登場から約5分で死ぬのですが劇場版でも登場から約5分で死にます。つまり25話分の5分と2時間分の5分という割合で言うと圧倒的に劇場版の方が好待遇といえます。なのにナナセさんは出ません。渋いおっさんも好きだけどね。
個人的にはルカよりもそっちの方に何かすごい愛を感じるのは気のせいだと思うことにしています。
オールドファンへのネタも盛り込んでますが盛り込みすぎて多少腹一杯です。でもマクロスFの設定、世界観自体特に新しいものはないけどそれなりにおもしろかったってのはある意味すごいなぁ。

旧作と言えばマックスがクランのかけ声「フォーメーションMMG(多分マックス・ミリア・ジーナス)!!」の中でネタにされてるけどヒカルとかほとんどネタにされることすらないのは何故でしょうかね。今回お色気的な要素がかなり追加されていて、シェリルの乳やら尻やらがぶるんぶるん揺れますしグレイスなんて乳首出てるしランカちゃんはぶっかけられちゃうよ(しかもネバネバした物体)!ってな有様なので親子連れには勧められません。ナナセさんも出ませんし。
肝心の歌ですがエンディングはよかったんですけど星間飛行とかノーザンクロスとかの扱いがあんまりです。「愛・おぼえていますか」が全然出てこなかったりとか「私の彼はパイロット」がホントにちょっとしか出てこないのは完結編への持ち越しでいいでしょう・・・が!「ねぇみんな、ちょっとワガママ言わせてもらってのいいかな」の後!!「インフィニティ#7」(さよならをだきしめ〜て〜のやつ)の流れなのに「ダイヤモンドクレバス」(神様に恋をしてた頃はのやつ)!!これは双方に台無し感があって残念!!いやダイヤモンドクレバスすごく好きだし流れ的に静かめの曲が合ってないとかではないんだけど原作を復習してから見てるとちょっとずっこける!新曲はタンマリありますがどれも短いのでこれはサントラ買えってことでしょうかね〜?
戦闘シーンは冒頭で期待させて中盤のストーリー重視の展開で「おあずけ」状態にされたものですから後半はほぼイきかけました。すみません。
余談ですがマクロスフロンティア内で乗り物として主に活用されていそうなセグウェイチックな乗り物は個人的にはすげぇださかったです。ランカちゃんが宅配してるところでセグウェイ、アルトとシェリルのデートで「つかまえてみなっさぁ〜い〜」「コラーまてまて〜」的な展開もセグウェイでやられるとなんかコントみたいでした。
総合評価としてはマクロスファンとして10点満点中7くらいで十分おもしろかったんじゃないかなーと思います。ナナセさんは出ませんが。

ちなみに何故ナナセさんだけでないのかはやっぱりストーリーの都合上だと思います。個人的にはちょい役でもいいから出してほしかったです。何故かというと容姿的にドストライクだったからと言うだけです(ランカちゃんとかシェリルがあんまり好みじゃないのにも拍車を掛けている)。歌がメインのマクロスですが・・・ですが・・・俺には・・・それが大事なことやったんや!!!

これ以上行くと暴走しそうなことがわかっているのでこのくらいでおわり。→興奮しすぎて寝られないです。やっぱりおもしろかったな。